仕事で必要不可欠なパソコンですが、プライベートはどうしていますか?家電量販店で選んでみたり、大手ECサイトから購入する方も多くいますが、実は家庭用のパソコンでも、法人用のパソコンを選ぶほうが得な場合があるんです。
この記事では、法人用パソコンの特徴を解説しつつ、家庭用で購入するメリットや活用情報などを紹介しています。
法人向けパソコンの5つ特徴
ビジネスパソコンには、OSの違いにより組織用の管理機能、機密情報に対するセキュリティ面で使える機能が多く存在します。また堅牢性や使いまわしでも、実はビジネスパソコンはおすすめなんです。
OSのエディション Pro / Home
ほとんどのパソコンでは、WindowsかMacのどちらかが入っています。最近ではChromebookもありますが、ここでは、WindowsのProfessional EditionとHome Editionという2つの違いに注目しましょう。
WindowsのProfessional Editionは、「Windows 11 Pro」「Windows 10 Pro」のように表記されます。企業向けの管理機能・セキュリティ機能が備わっているため、企業としてパソコンを選定する場合は、Professional Editionが選ばれるのが一般的です。
一方、Home Editionは、個人向けになります。セキュリティ機能など含め、基本的な機能は同じで、家電量販店に置いてあるWindowsパソコンのほとんどは、このHome Editionが搭載されています。
Professional Editionに比べて価格が安いというメリットがあるため、Home Editionのパソコンで良いのでは?と思うかもしれません。もし、フリーランスや個人事業主、副業で使う場合は、価格の安いHome Editionを導入し、後々必要になればProに有償アップグレードをかける、という選択肢もありmさう。しかし、後々のPro版アップグレードは結構高いです。
実は、Windows Professional Editionは、
- 1台のパソコンに複数のアカウントを作ることができる
というメリットがあります。家族共通のパソコンといっても、自分のファイルは触らないでほしい、という場合に一人1アカウント作れるので、1台のパソコンを家族で使い分けできるようになります。
機能性や耐久性に優れている
法人向けのパソコンでは、一般的な8時間フルタイム業務を週5日(40時間~)を想定して設計されています。一方、個人向けパソコンは毎日2~3時間使っても一週間で21時間ほどの稼働時間になります。そのため、ビジネスパソコンは、耐久性を保つためのハードウェア構造をしていて、より堅牢性が高いと言われています。
出張や社内での持ち運びをすることも多く、軽量化で1kgを切るモデルやバッテリー交換ができるモデルもあって、どんどん取り回しやすいビジネスパソコンが増えています。さらに、Wifi6対応、PD(Power Delivery)対応でネット環境や周辺機器をまとめる要素も含めると、ビジネスパソコンは非常に合理的な進化をしています。
もちろん、個人向けパソコンが壊れやすいということはなく、ビジネスパソコンは堅牢性を高くしている分、個人向けに比べて価格が高めに設定されています。また、営業担当ごとの法人向け値引きなどもあるため、個々の使い方に合わせた総合的な判断が必要です。
初期インストールのソフトウェアは最小限
個人向けパソコンでは、年賀状作成ソフトや無料の動画編集ソフトなど、初期インストールされているソフトウェアが多いことが特徴です。一方、ビジネスパソコンは、Windowsの初期ソフトだけの構成におまけ程度でウイルス対策ソフトが1年分付いている、くらいの構成が多いです。
5年、10年前はパソコンでしかできなかった年賀状や動画編集も、今ではクラウド化が進み、スマホから作成できる時代なので家庭で使うパソコンを選ぶ場合でも、最小限の構成で十分(むしろ不要なソフトが多いと使いづらい)な場面が少なくありません。もし、必要なソフトがMicrosoft OfficeのExcelやWordのみであれば、ビジネスパソコンを購入して永続版Officeを購入したりサブスクで利用する方法もあります。そうすれば、今後パソコンを入れ替えたときでもOfficeも一緒に移行できるので経済的にも助かりますね。
シンプルでスタイリッシュなデザイン
ビジネスパソコンは無骨なデザインでダサい、と思っていませんか?実は法人向けパソコンは初代Macの発売(1991年)以降、デザインも重要視されはじめ、今なお改良が重ねられています。かなりスタイリッシュで無駄のないフレーム、そして、素材や手触りは各メーカーともこだわりを感じられ、上位モデルは、どのメーカーでも高級感を堪能できます。企業の重役でないと割当られないような高級モデルは高価格なのですが、中古・再生パソコンであれば、実は個人でも手が届く価格で購入できます。
ちなみに、世界初のノートパソコンは、1989年に東芝が発売した「DynaBook(ダイナブック)」で、同シリーズは現在も改善改良が重ねられ、最新機種だと1kgを切るモデルも登場、さらにバッテリー交換も可能となり今なお進化をし続けています。価格帯も20万や30万円と個人向けに比べて高価ですが、取り回しやすさは非常に高いです。
保証・サポートが充実している
ビジネス用の法人向けパソコンは、法人用の専用窓口がある場合が多いです。メーカー直販で購入した場合は、保証期間を選べたり、有償でサポート期間を延長したりできるメーカーもあります。専用窓口というと、少し相談しづらそうに聞こえますが、例えばアメリカのパソコンメーカーのDELLでは、専用窓口の他、保証期間内であればLINEでトラブル対応をしてくれたりと各社便利なサポートも充実しています。
ビジネスパソコンの購入先
ビジネスパソコンは、中規模~大規模の企業では、商社などへ100台や300台といった大量発注がされる場合があります。また、法人ごとに営業担当者が付いて、見積もり請求をしたり、値引き交渉があったりと、どうしてもビジネスシーンに偏ってしまいますね。個人事業主であれば法人向けの営業担当がつくので、営業担当者と交渉できますが、家庭用で購入したい場合は法人向けパソコンを入手できるのでしょうか?
実は代理店や商社に相談する以外にも、新品購入の場合は各社のECサイト、中古品・再生パソコンの場合はリユースを扱うECサイトから簡単に購入できます。
メーカーのサイトから購入する
直接パソコンメーカーの公式オンラインショップから購入する方法です。メリットはメーカー直販でかつ正規サポートが受けられるので安心感があります。また、最新機種のラインナップが揃っているため、新しいパソコンがほしいという場合はオススメです。このあたりは自動車の正規ディーラーは高めの価格だが安心感がある、というのに似ていますね。
中古品(再生パソコン)を購入する
オススメなのが、中古の再生パソコンやアウトレットを購入する方法です。中でも各メーカーの上位機種の中古・型落ち品はお買い得な場合が多いのでオススメです。なぜ上位機種が狙い目かというと、上位モデルほど堅牢性が高く長持ちする設計になっているからです。
中小企業で6年ほどパソコン導入を担当していましたが、上位モデルは故障率が低く、コスパ良し!でした。
おすすめの中古ビジネスパソコン
いくつかの中古ショップからオススメのビジネスパソコンを選定いたしました。ビジネスシーンでも十分に使えるスペックで厳選。下記のこだわり条件で絞っています。
- Windows 11 Proへアップグレード可能なデバイス
- CPUはCore i5以上
- メモリは16GB~
- SSD搭載で256GB~
- PD(Power Delivery)のUSB-Cインタフェース搭載
特にPD(Power Delivery)に対応していると、Type-Cケーブルで充電ができるようになるので、モバイルバッテリーが使えたり、USBドックに対応できるなど幅広い使い回しが可能になります。
中古ショップQualitで調べよう
「Qualit」は、レンタル大手の横河レンタ・リース株式会社が運営をしています。 品質チェック後にリユースしているため、製品の状態が良く、安定しています。 さらに12カ月保証も安心ポイントです。
オススメのパソコンをピックアップ
まとめ
個人や小規模でパソコンを導入する場合は、中古の法人向けパソコンが狙い目です。特に各メーカーの上位モデルは堅牢性が特に高く中古でも長持ちします。
注意点は、正規サポートが受けられないため購入先の中古ショップの保証期間以降は、自分でトラブル対応が必要になることです。とはいえ、初期費用が低く抑えられて、長持ちするビジネスパソコンはお買い得感があります。
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